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新卒確保 中小に試練の夏

大手の採用増で苦戦
2013年8月19日 日本経済新聞 2014年大卒の採用で中小企業が苦戦している。大手が採用数を増やした反動で、中小を志望する学生が減少。予定した人数を確保できない中小が増えている。景況感が回復し、採用数を増やそうとする企業は多い。入社後の研修の手厚さをアピールしたり、大学で出張会社説明会を開いたりして学生を振り向かせ、人材確保につなげようと懸命だ。 提言(和田康伯)(採用コンサルティング) 2014年4月入社の新卒採用の中小・中堅各社の状況は、大手企業の採用数増加と4月の集中内定を背景に、予定通り学生の数が集まらず、数年ぶりの苦戦の年になっています。概ね半数の企業が、前年よりも採用が厳しくなったと回答しています。また、7月1日付けの学生の内定保有率は65%となっており、前年よりも6.5%の上昇となっています。 このような中で、成功している中小・中堅企業の特徴は、数年間の省力採用(手間をかけない採用方法)から一変させ、一人ひとりの学生を丁寧にフォローしていく、採用スタイルへの変革にあります。そして、教育型の面接や、入社後の研修の手厚さのアピール等、人を大切に採用し、育てる姿勢です。これらは、入社後の仕事の環境に関心を持つ学生が増加している傾向への対策にもなっています。自社ならではの「採用力」の強化が大切になってきています。