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学生、再び大手志向

採用ミスマッチ拡大も
2013年2月14日 日本経済新聞 2014年春の入社を目指す学生の就職活動で、企業へのエントリーシート提出がピークを迎えている。昨年、就職難を背景に高まった中小企業人気が一変、大手志向が鮮明だ。今春卒業予定者の内定率が改善したことに加え、景気の改善期待が高まっているためだ。もっとも大企業は新卒採用に総じて慎重な姿勢を崩しておらず、採用のミスマッチが生じる可能性がある。 提言(和田康伯)(採用コンサルティング) 2014年新卒採用の全体動向としましては、業種別では流通・サービス業の採用意欲が堅調なことに対して、製造業は慎重な姿勢が見受けられます。 また、学生の傾向としては、前年の先輩の内定率が上昇した事、最近のアベノミクスムードもあり、焦りから少しの余裕に変化しつつあります。また、大手志向への転化も進んでいます。 企業の採用活動状況としましては、12月からの各社のエントリー合計数は、中堅企業で30%減少、中小企業で40%減少の傾向です。会社説明会への参加もエントリー数に比例して減少の傾向が顕著です。 今後の動向としては、3~4月までの第一回戦、5~7月までの第二回戦、8月以降の第三回戦と中小企業の採用活動は長期化していきます。同様に大手企業志向も学生も狭き門は変わらず、結果的には双方とも長期的な活動になる模様です。