総合商社、採用多様に
グローバル戦略に対応
2012年12月10日
日本経済新聞
総合商社が採用方法を多様化している。三菱商事は日本の大学で学ぶ外国人留学生を帰国後に現地のグループ会社や投資先が雇用する新制度を導入。三井物産は2012年度の中途採用人数を前年度比3倍強の60人に増やす。海外投資先や事業領域の広がりに対応した体制作りが狙い。各社とも国内新卒の採用数を維持しつつ、新卒以外の門戸も広げ行動力ある多彩な人材の確保を急ぐ。
提言(和田康伯)(採用コンサルティング)
総合商社の採用動向に着眼しますと、明確に新興国シフトと専門人材獲得による競争力強化が見えてきます。三菱商事は東南アジアや中南米からの留学生を対象に、いわゆる海外へのUターン採用を実施していきます。これはインフラ整備事業や資源開発事業の軸足を新興国に移していく人材戦略の事例です。三井物産は国内でのキャリア採用、専門職採用の強化を拡大。これは、専門人材獲得によるスピードと競争力強化の事例です。各社の採用戦略がビジネスモデルと一体化したスピード感あふれる動向に注目したいと思います。
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