就活に薄日 内定率5割超
大卒、中小志望増える
2012年7月11日
日本経済新聞
数年続いた厳しい就職活動に改善の兆しが出ている。2013年春の新卒採用で6月時点の内定率が5割を超え、直近の3年で最も高い水準となった。非製造業を中心に大企業が採用意欲を高めていることに加え、学生が早い段階から中小企業への就職活動に取り組むなど、大企業に偏重していた意識が変化したことが大きい。政府も若年雇用の拡大に向け、中小企業への就職を後押しする。
提言(和田康伯)(採用コンサルティング)
着眼のポイントを2つお話します。①採用増加については、大幅に拡大しているのは大手企業の中でも非製造業となっている点です。主には、流通業大手、サービス業大手等が牽引しています。また、海外展開を強化するための要員確保もこの3年間で急速に拡大しています。早々にこの傾向が中小企業にも及ぶことでしょう。②学生の中小企業への就職の活発化については、ここでは1,000人未満の企業を中小企業と定義している点です。つまり、300人未満の企業においての採用は楽観視できるものではなく、ますます厳しくなっていることです。300人未満の企業、数十人の企業においては、採用力と育成力が、採用成果の明暗を分ける傾向がさらに顕著になってくるでしょう。
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