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内定者研修を各社充実 入社後のミスマッチ防ぐ

2017年10月2日 日経新聞 国内の主要企業が2日、2018年春に入社する学生らを集めた内定式を一斉に開いた。新卒採用では学生優位の「売り手市場」が続いており、学生の内定率はリーマン・ショック前の水準まで高まった。内定式で来春に向けた採用活動は一段落したが、各社は内定者の入社後ミスマッチを防ぎスムーズに仕事を始められるよう、残り半年のフォローアップに力を入れている。 解説(和田康伯) 10月1日の土曜から3日の火曜にかけて、各社の内定式が行われました。採用活動を継続しながら内定式を迎えた企業もあります。ちなみに、9月1日の内定率は約90%、複数内定の学生は66%、活動している学生は18%となっています。各社の内定式は例年通りの内容が中心ですが、先輩社員との懇談で職場の人間関係が感じられるように配慮する傾向や、内定者自身が自分たちの研修計画を組むなど主体性を重んじる傾向も見られました。 今年の学生の傾向は、企業研究を深くせずに内定、あまり苦労せずに内定、お客様扱いのまま内定などの事例も多く、就業意識や仕事理解が薄い傾向があります。早期離職につながりやすい傾向と言えます。 そのため各社は、例年以上に4月の入社までのフォローをより強化する意向が強まっています。考え方、意欲、技術を高めるなどの機会を提供し、4月以降スムーズに仕事を始められるような取り組みをしています。4月までの期間の過ごし方は、考え方次第ですが、最後の学生時代だから大いに遊ぼうといった流れから、社会人へスムーズに移行するための期間と位置付ける企業が増えているようです。みなさんはいかがでしょうか?