大学生の就職内定率30.9%
5月1日時点リクルート調べ
2012年5月24日
日本経済新聞
リクルートの調査によると2013年春卒業予定で就職を希望する大学生の5月1日時点の内定率は30.9%で、1カ月で17.4%増えた。内定を得た社数別では「1社のみ」が58.9%、「2社から」は24.3%で、「3社以上」は16.8%となり、平均取得社数は1.67社だった。内定を取得した大学生の53.8%は就職活動を続けるとしている。
文理別の内定率は文系が28%で、理系が37.1%だった。理系の大学院生の内定率は55.8%にのぼり、理系人気が目立った。地域別では関東が34.2%で、中部と近畿はそれぞれ32.1%と29.7%。その他の地域では25%だった。
提言(和田康伯)(採用コンサルティング)
大手企業を含めての内定が4月以降急速に表面化してきました。中堅各社においても5月末に向けて内定を固めたい意欲が強くなっています。中小企業においては、6月末に向けての内定固めのスケジュールが多いようです。一方学生は、極めて慎重な傾向が強くなっており、特に優秀な学生には前年のような焦りは見られず、冷静な就活姿勢を強く感じます。文系と理系の格差も顕著になり、これまでの企業優位の採用市場は急速に変化してきています。中小企業にとっての特に理系の採用は一段と厳しさをましています。いずれにしましても、これまでの買手市場(企業優位)の感覚をリセットして熱意ある採用活動が大切になります。
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