10月以降の半年勝負
16年卒から採用期間短く
2013年8月19日
日本経済新聞
中小企業経営者の頭をさらに悩ませそうなのが、2016年卒業の大学生から適用される新しい採用スケジュールだ。現在は3年生の12月から企業説明会やエントリーの受け付けなどが始まるが、16年卒からは3カ月遅れの3月以降になる。実質的な採用期間が短くなるため、中小の採用競争が今以上に厳しくなる可能性がある。中小は一般に、大手の採用が一段落した後に採用活動を本格化させる。3月に採用活動スタートがずれ込むと、大手が新卒を採り終えるのは9~10月になるとみられる。中小に残された期間は10月から学生が卒業式を迎える3月までの半年程度に短縮される。採用スケジュールの変更を主導する経団連からも、一部で「中小企業に悪影響が出る可能性はある」と懸念の声が上がっている。
提言(和田康伯)(採用コンサルティング)
中小企業の新卒採用は、人員構成の適正化、事業承継や技術伝承、事業の拡大等を主な目的にしています。したがって、定期採用を行っている企業にとっての新卒採用は経営の重要事項になっています。2016年からの新スケジュールへの対応は、公募型のインターンシップの強化、大学との結びつきの強化、その他のメディア活用等が中心になりますが、今年からの試験的導入企業も増えています。定期採用では、前年よりも、より高い質の学生を求めることが、組織の活性化につながりますので、先を見据えた入念な準備もこれからさらに大切になってきそうです。
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