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親離れできない

大学生の増加
2013年5月27日 日本経済新聞 親離れできない大学生が増えていることが、ベネッセ教育研究開発センターが実施した調査で分かった。学生生活や就職などで「保護者の意見に従うことが多い」と答えた学生は45.9%に上り、「少子化に加え、就職難で親子関係が密接になる傾向がさらに強まっている」と分析している。 「困ったことがあると保護者が助けてくれる」と回答したのは、49%(同7.2ポイント増)。「お金が必要になったら保護者が援助してくれる」は64.4%(同5.6ポイント増)だった。親離れできない学生が増えている様子がうかがえる。 提言(和田康伯)(採用コンサルティング) 将来の日本を支える20~34歳は約2千万人。うち5割近くが未婚で、かつ親と同居しています。1980年の3割以下から急増しています。そして完全失業率は約10%です。この背景のひとつには、親への依存度の高さによる危機感の希薄化があります。少子化の中で大切に育てられた若者たちは、日本の新卒一括定期採用の中でもてはやされています。採用におきましてもこの先、グローバル化による海外の即戦力志向の流れの中で、学内、企業内、家庭内での若者の自立を促すための施策が求められています。かじるスネにも期限があることを一刻も早く認識し、未来の一歩を踏み出して欲しいと願います。