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大卒「全就職」今春就職率、最高の98%

2018年5月19日 日本経済新聞 今春卒業した大学生の就職率が過去最高の98.0%となり、大卒のほぼ全員が就職できる「全就職」時代となった。企業はできるだけ募集枠を満たすため、内定者の親への説明会を開くなど学生側にぐっと歩み寄っている。入社してもすぐに辞める社員が増える傾向にあり、企業にとってつなぎとめる取り組みも重い課題となっている。 文部科学省と厚生労働省は18日、今春卒業した大学生の4月1日時点の就職率(就職希望者に占める就職者の割合)が、過去最高を更新したと発表した。業種や職種、規模によって濃淡はあるが、学生優位の「超・売り手市場」は続く。企業は学生を呼び込もうとあの手この手を繰り出す。 解説(リンクコンサルティンググループ 和田康伯) 売手市場での採用活動は、注意しないと、のちの離職傾向につながりやすいと思っているのは私だけでしょうか? どこかには入社できるとの少し甘えがあるのか、学生の企業研究社数は減少傾向がどんどん進行しています。さらに、各企業の学生への対応はこれまでになくやわらかく、学生の甘えはもっと大きくなっているようにも思えます。 バブルの売り手市場は、学生時代に甘やかされて、お客様扱いされて入社した新人が、社会人になりきれず、企業も新人も、お互いにギャップに苦労した時代でした。 とにかく、学生と企業の、これからのコアなマッチングに期待したいと思います。