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大卒採用来春9.3%増  本社調査、IT人材争奪激しく 製造業は9.1%増

2018年3月22日 日経新聞 日本経済新聞社が21日まとめた2019年春入社の新卒採用計画調査(1次集計)で、主要企業の大卒採用は18年春の実績見込みに比べ9.3%増える見通しだ。採用意欲が旺盛な製造業が底上げし、全体のプラス幅は4年ぶりに上昇。理系の採用計画は13.8%増と高水準が続く。人工知能(AI)など先端分野を担うIT(情報技術)人材の争奪戦が激しさを増している。(関連特集を掲載) 大卒の採用計画は9年連続で増えた。製造業は9.1%増を見込み、業種別では電機が13.0%増、機械が11.5%増と昨年春調査のプラス幅を上回る伸びとなった。自動車・部品も6.5%増と同水準を維持する。製造業ではAIや、あらゆるものがネットにつながるIoTを活用した製品・サービス開発のため、IT人材の争奪が激しくなっている。 (解説)(リンクコンサルティンググループ 和田康則) 中小企業においても、機械系、電気・電子系の学生の採用は問題となっています。国公立の機電系学生の70~80%以上は大学院へ進学、もしくは大手企業への就職を目指すため、中小企業は私立大をターゲットにするものの、学生の絶対数が少なく、採用が充足しない問題です。ちなみに、経済産業省は国内のIT技術者が30年に約59万人不足すると試算しています。 また非製造業においても、建設業、流通業、運輸業などで顕著な人不足が進行し、新卒採用計画数は9.4%上昇となっています。こと中小企業においては、その採用の難しさは顕著です。 人材獲得に向けて中小企業においても、 ①これまでの採用ノウハウは通じないため、新たなノウハウを導入 ②10年先を見据えた、ワークライフバランスや、給与や待遇の改善 ③新卒がやりたい仕事の創造など、入社したい企業づくりへの取り組み ④定着(離職防止)フォローアップ策やメンター体制の導入 ⑤インターンシップなど採用活動の早期化対応 などいろいろな取り組みが進んでいます。 採用難とは言いましても、中小企業の採用成功事例もたくさんあります。一緒に、採れる企業になるための、ひとつひとつの作戦を考えてみませんか? お問い合わせは、053-955-3555(藤野/和田まで)