就活3月スタート。
実態は…。「選考受けた」45%
2015年2月23日
日本経済新聞
2016年卒業予定者向けの就職活動が従来よりも3カ月遅い3月1日から始まる。このスケジュール変更は、政府からの要請を受けた経団連が会員企業に示した「採用選考に関する指針」に基づいている。ところが、すでに選考を受けている学生は多く、中には昨年末に内定を得て就活を終えた学生もいる。新スケジュールでの就職活動は、どうなっているのだろうか。
解説【和田康伯】
★3月の解禁。これからの採用戦線はどう動くのでしょうか?
各社の就職情報サイトが3月1日にオープンし、会社説明会や学内説明会も一斉に開催されます。ところが、現状までの動きを振り返りますと、経団連加盟企業でも一部はすでにインターンシップを中心に、採用活動をスタートしています。学生においても、1月下旬の段階で45%の学生が選考を受けているとの調査結果もあります(日経HR・都内学生対象調査)。つまり、インターンシップ参加が選考の一部に組み込まれており、学生にとっては参加することによって書類選考や筆記試験、初期の面接などがパスできるようになっています。
★8月の選考につきましては、1日が最終面接という大手企業もあり、その後1週間から2週間、つまりお盆前には選考を終了すると考えられます。この期間が採用戦線の折り返し地点になります。そして、10月の内定へと向かうわけですが、中小企業におきましては、秋の採用戦線、冬の採用戦線へと続くことが予測されます。
春先は人事の方々も、経営者の方々も社内行事が多いシーズンですが、採用スケジュールと採用ステップを緻密に組み込んだ、マンパワーとコスト、そして、効果と効率のバランスの良い採用活動をおすすめいただきたいと思います。
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